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クリーニングのためだけに歯医者に行くのって、面倒くさいし、痛いの嫌だし

  • 執筆者の写真: 田所歯科医院 院長
    田所歯科医院 院長
  • 2025年11月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:2025年11月20日

江戸川区瑞江の田所歯科医院の衛生士によるクリーニング


江戸川区瑞江の田所歯科医院が考える、口腔内クリーニングの大切さ 〜痛くない・気持ちいい歯のメンテナンス〜

みなさんは「歯のクリーニング」をどのくらいの頻度で受けていますか?歯のクリーニングというと、「汚れを取るだけ」「見た目をきれいにするだけ」と思われる方も多いかもしれません。しかし実際には、むし歯や歯周病を防ぐために欠かせない大切なケアなのです。

今回は、口腔内クリーニングの内容や目的、どんな人におすすめなのかを、歯科医院の視点から詳しくお話しします。


1.歯のクリーニングとは?

歯のクリーニングとは、歯科衛生士が専用の器具を使って歯や歯ぐきのまわりをきれいにする処置のことをいいます。毎日のブラッシングでは落としきれない「歯石」や「バイオフィルム(細菌の膜)」を除去し、口の中を健康な状態に保つことが目的です。

歯の表面に付着する汚れは、時間の経過とともに硬くなり「歯石」と呼ばれるものに変化します。この歯石はブラシでは取れません。放置すると、歯ぐきの炎症や口臭の原因となり、やがて歯周病へと進行してしまいます。

そのため、歯科医院では専用の超音波スケーラーや手用の器具を使って歯石を丁寧に取り除きます。最後に歯の表面を磨き上げることで、ツルツルとした心地よい感触になります。


2.クリーニングの流れ

当院で行う口腔内クリーニングは、患者さんの状態に合わせて優しく行います。一般的な流れは以下のようになります。

  1. お口のチェック まずは現在の歯ぐきの状態や歯石の付き方、磨き残しの場所を確認します。 歯周ポケットの深さを測定し、炎症の有無も調べます。

  2. 歯石・汚れの除去(スケーリング) 超音波スケーラーを使って、歯と歯ぐきの境目や歯の裏側にこびりついた歯石を落とします。 「キーン」という音が苦手な方には、手用のスケーラーでゆっくり行うこともできます。

  3. 仕上げ磨き(PMTC) 専用のペーストと柔らかいラバーカップを使って、歯の表面をツルツルに磨き上げます。 茶渋やタバコのヤニなどの着色もここで落ち、見た目も明るくなります。

  4. ブラッシング指導とホームケアの提案 最後に、患者さん一人ひとりのお口の形や歯並びに合わせて、磨き残しやすい部分の磨き方をお伝えします。


3.どんな人におすすめ?

歯のクリーニングは、年齢や症状に関係なく、すべての方におすすめできます。特に次のような方は、早めに受けておくとよいでしょう。

  • 歯ぐきが時々腫れたり、血が出ることがある

  • 歯石がついてザラザラしている

  • 口臭が気になる

  • コーヒー・紅茶・ワインなどの着色汚れが気になる

  • 定期検診をしばらく受けていない


また、矯正中の方やインプラントを入れている方も、専用のケアが必要です。矯正装置の周りや人工歯のまわりには汚れがたまりやすく、放っておくとトラブルの原因になることがあります。


4. クリーニングの理想的な頻度

理想的には、3〜4か月に一度のクリーニングがおすすめです。これは歯石が再び付きはじめる周期がそのくらいだからです。

特に歯周病のリスクが高い方や、以前に歯周治療を受けたことがある方は、2〜3か月ごとのメンテナンスが効果的です。一方で、お口の中が安定している方は、半年に一度でも大丈夫です。

当院では、患者さんごとに最適な間隔を一緒に相談しながら決めています。


5.痛くないクリーニングのために

「歯石取りは痛い」と感じた経験がある方も少なくありません。しかし最近では、痛みの少ない器具や方法が進化しています。

たとえば、歯ぐきの状態が良好な方は、ほとんど痛みを感じずに終えることができます。歯ぐきが腫れている場合でも、力を加減しながら少しずつ行えば、痛みは最小限に抑えられます。どうしても不安な方には、麻酔ジェルを使って表面の感覚を鈍らせることも可能です。場合によっては麻酔をすることもできます。

「痛いのが苦手」と遠慮なく伝えてください。我慢しながら受ける必要はありません。“気持ちいいクリーニング”を目指すことが、通いやすさにつながります。


6.クリーニングの効果は「予防力」

歯のクリーニングは、単なるお掃除ではありません。実は、歯を守るための「予防医療」なのです。

歯石を取ることで、歯周病菌のすみかが減り、歯ぐきの炎症が落ち着きます。定期的に続けていくと、むし歯や歯周病の発生率が大きく減ります。

さらに、表面がツルツルになることで汚れが付きにくくなり、日々の歯みがき効果も上がります。つまり、クリーニングを定期的に受ける人ほど、自分の歯を長く保てるのです。


7.家でできるケアも大切に

もちろん、歯科医院でのケアだけでは不十分です。毎日のブラッシングとフロス・歯間ブラシが基本となります。特に歯と歯の間や奥歯の裏側は磨き残しが多い場所。磨き方のコツをつかめば、クリーニング後のきれいな状態を長く保てます。


8.まとめ 〜クリーニングは「治療」ではなく「未来への投資」〜

歯のクリーニングは、痛みが出てから行う治療ではなく、痛みを防ぐためのメンテナンスです。定期的に行うことで、むし歯や歯周病のリスクを減らし、将来の「歯の残り方」が大きく変わります。

当院では、「痛くない・怖くないクリーニング」を心がけています。初めての方や久しぶりの方でも、リラックスして受けていただけるよう丁寧に説明いたします。


歯の健康は、人生の質(QOL)にも直結します。笑顔で食事を楽しむために、ぜひ一度、定期的な口腔内クリーニングを受けてみてください。




 
 
 

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